2010年08月25日
川俣晶の縁側模型局キャラクターモデル total 2974 count

模型と心境の変化

Written By: 川俣 晶連絡先

 最近になって思うのだけれど、やはり模型は作ってナンボだな。

 ただし、根性を入れすぎると逆に作れなくなってしまうから、そのあたりの妥協点をいかにして納得するのかという問題。

 少しごそごそやったら6個も見組み立てのフィギュアのガレキが出てきたので、本気で組み立てることを考え始めました。

割り切り方 §

  • 模型雑誌を買わない (凄い作例に意味は無い。作る意欲が削がれるだけ)
  • 新しい良いキットがあっても知ったことではない (模型店に何があっても、目の前にあるキットこそが自分の現実だ。作りもしないキットを買い込むと、単体では安いように見えても累積すると意外と高く付く)
  • 見えないところはどうでもええやないか (スカート付きフィギュアのパンツがモールドされていても、組んだら見えない)
  • 素材の持ち味を活かす (場合によっては「塗らない」ということも視野に入れる)
  • 色はぜんぜん違ってもいいじゃないか (設定に対する忠実度は度外視する)
  • 乾燥が遅いアクリル系以外の塗装手段を模索する (ガンダムマーカーで塗れる部分もあるはずだ)
  • フィギュアなら根性を入れるのは目だけでいいだろう

出てきたフィギュア §

  • ときめも系3個 (自宅にもう1個ある。藤崎詩織だけ水着)
  • 明菜ちゃん (スーパーズガン)
  • サクラ大戦系 (水着さくら、水着アイリス、透明素材の限定版)

 真面目に定価で買ったのはサクラ大戦系だけ。残りは、あくまでフィギュア作りの練習用として「なんでもいいからガレキのフィギュアを買っておこう」という趣旨で安く買ったものでしかありません。元キャラに思い入れがない(それどころかときめも系はよく知らない)ので、大胆にやれます。

素材の持ち味を活かす §

 「素材の持ち味を活かす」というのは、肌色をあえて塗らないという方法論を思いついたからです。肌色に近い色で整形されているので、それでもいいかなという思いがあると同時に、違う色でもええやないかという気持ちもあります。それが言わば「設定至上主義」ではない「別の表現」ということですね。極端な話、肌が真っ黒で白い服を着ていてもそれはそれでええやないか、ということです。それでかえって身体のラインが栄えるならね。だから、透明素材の肌をあえて残すというのもありです。それはそれで一種の表現でしょう。

問題は §

 いや本当に作れるのかが問題ですね。っていうか、時間と根性の問題?

余談・パンツを無視するのか? §

 結局、オタクの本心がエロであることが良く分かるのが、見えないのに作り込まれたパンツのモールド。しかし、これは決然と無視していきましょう。見えないものは無視。わざわざ下から覗く奴らはどうするかって? どうもしません。でも、見える水着は無視できません。ここは印象的な見せ場なので、やはり表現を考えます。

余談・フィギュアって? §

 人物模型をフィギュアと呼んでますが、今や世間では何でもかんでも模型をフィギュアと言いたがり、違和感がバリバリですね。戦車のフィギュアと言われても、もう理解不能の世界です。戦車模型はフィギュアじゃなくて戦車模型でしょう? それとも、戦車に乗ってる戦車兵の人形のことを言ってるのかな? まあ他人は他人ということでいいや。